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時代の転換期に備えること


 誰でも聞いたことがある宮本武蔵は、名前は知っていても何かを成し遂げた人ではなかったのです。歴史において名を残しているのは剣の強さで、当時は剣術が強いと言うことが価値があったのです。宮本武蔵を有名したのが佐々木小次郎との巌流島の戦いでした。でもそれ以後、武蔵は歴史の表舞台に出てこなくなりました。晩年に剣の極意を伝える「五輪書」を記していますが、定職に就くことができませんでした。なぜなら、時代は戦国時代から泰平の時代への移り変わりで武士はサラリーマンのようになって行きました。剣術の強さよりも社会的な権力を重要視するようになっていたのです。宮本武蔵が尊敬されているのは、時代の流れに翻弄されず、ただひたすらに剣の道を極め、精神化させ後の武士道に大きな影響を与えたからです。

 もう一人、同じ時代に剣の道を極めていた石川丈山がいます。丈山は徳川家のボデーガードとして戦で活躍することはありませんでした。しかし、ある事件をきっかけにもう剣の時代は終わったのではないかと思い、身分を捨てて、儒学の道に進んだ。その後、文武両道に長けていると噂になり、士官の誘いが来るようになり、武蔵が叶えられなかった300石を手にいれ、90歳まで生きたのです。武蔵は過去の功績を捨てられず、丈山はそれまでの生き方を180度転換させることで時勢に勝ったのです。

 時代は韻を踏むように、それを境に180度世の中の価値が転換する転換期があります。政治維新や1945年の終戦もそれに当たります。時代の変化を読み取って皆が自分の生き方を180度転換できるか。それには儒教から来る九星気学、易の思想が必要だと確信しています。オンライン講座も始めるので興味がある方はご連絡ください。

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